滋賀の和菓子・丁稚羊羹(でっち羊羹)

  今回はお菓子の話。
 地元滋賀県は、あまり特産品が知られていませんが、本当は結構あるものです。
 他県の人へのお土産に喜ばれるものの一つに滋賀県のお菓子があります。
 今回は、前回の「糸切り餅」に続いて、丁稚羊羹(でっち羊羹)を取り上げてみます。

丁稚羊羹は、滋賀県でも何店舗かの和菓子屋さんがそれぞれ作られていますし、その店によって味も違い、各店の味を試してみるのも良いかもしれません。
 丁稚羊羹は滋賀県だけではなく、京都や奈良、北陸でもそう呼ばれるお菓子があるそうですが、私はなじみがあるのはやはり地元産。 幼い頃から食べてきました。

 近江商人の地として知られる、近江八幡市や日野町などで作られていて、私が好きなのは、近江八幡の「和た与」さんで作られているでっち羊羹です。
 もう一つは日野町「かどや製菓舗」のでっち羊羹も同じように気に入っています。

 でっち羊羹の由来は、近江商人の地から丁稚奉公へ行かれた丁稚さんが、薮入り(盆や正月の帰郷)で帰郷され、再び奉公先へ帰られる際にご主人へのお土産として作られたのが最初だとか。
 それで近江商人に関係する地で今でも作られているのですね。

 今回は和た与さんで買って来たでっち羊羹を撮ってみました。
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 和た与さんは数年前、不幸にも火事に遭われて店舗が全焼し、奥様やお子さんたちを亡くされました。 私はなじみがある店舗でしたし、でっち羊羹はお気に入りの和菓子だったこともあって本当に悲しく残念だったのを覚えています。
 しかし、残ったご主人が皆さんのご支援で再び店舗を再開され、和た与のでっち羊羹が消滅することはなくなりました。
 本当に大変だったと思いますが、私も陰から応援させていただいております。
 
 店舗再開までの模様は、テレビでも紹介されたことがあります。
 和た与さんの名物は何といってもこのでっち羊羹ですが、亡くなられた奥様と共に作られたういろ餅もおいしく、ぜひ試していただきたいお菓子です。
 
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 包みを開けると、竹の皮に包まれたでっち羊羹が入っています。
 この竹の皮ごと切る食べ方もありますが、私は竹の皮を開いて少しずつ羊羹を切って食べる食べ方です。
 
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 竹の香りがほのかにする羊羹は、小豆の味、香りが引き出された食べやすく、あっさりしたやわらかいものです。
 でっち羊羹は売られている店によって甘さが違いますが、和た与さんのは甘さが中くらいな感じです。
 後を引かない甘さと竹の香りがする羊羹はおいしいですね。
 
 日野町のかどやさんのでっち羊羹は、色が和た与さんより若干薄く、小豆の香りも薄めに感じます。 甘さはさらに薄い感じのあっさり系です。

 和た与さんのは、竹の皮で包んでしばってありますが、かどやさんのは、日持ちがするのと、手などがべたつかないように、ナイロンの袋に入れられ、脱酸素剤も同封されている手の尽くしようですが、環境面から言うと、ゴミが少なく、天然素材だけで売られている和た与さんの方がエコロジーとしては良いのかもしれませんね。
 でも遠方へのお土産には、かどやさんの商品も仕方ないのかもしれません。

 同じような羊羹に、静岡県清水市の「追分羊羹」があります。
 同じように竹の皮に包まれて、でっち羊羹より大きめです。 私はあちらへ行くと追分羊羹も買って帰りますが、追分羊羹は、でっち羊羹よりもかなり甘めです。

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この記事へのコメント

おっさんが行く!
2008年01月30日 21:10
今晩は。
これは!
美味しそうですね。そういったことがあったお店なのですね。よく持ち直し、現在も頑張っていますね。
そちらに行った時は寄ってみたいですね。
画像も竹の皮のあとがあんこに写っていて、
また食欲をそそる感じです。
また、店によっては確かにお土産として考えた場合でそういったこともあるんですね。なるほど。

そして、驚きましたね、いつも通っているそのところに静岡県清水市の「追分羊羹」・・・お詳しいですね!!
参りました!!(笑)
松の陰
2008年01月30日 23:11
おっさんが行く!さんこんばんは!
羊羹は大好きですが、特にこのでっち羊羹は大好物です(笑)

 竹の皮に包んで蒸した羊羹ですので、見た目は素朴なものですが、逆に近代化された現代のお菓子より新鮮に映ります。
 ぜひこちらに来られた時は寄ってあげてくださいね。案内いたします。

 追分羊羹も好きなんです。前回そちらへ行った際買うことが出来なかったので、しばらく食べていないのですが、また行って手に入れたいと思っています♪

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